⇒面接・電話相談が上手くなりたい方、応援します.
近年、DV防止法が施行・改正されるとともに、医療・福祉・臨床・相談などの現場では、電話相談や面接を通してDV被害者に対応する機会が増えています。被害者が同じような質問を何度も相談員に尋ねてきたり、被害者の迷いをなかなか行動につなげられない、など対応に苦慮する経験を持つ現場の方も多いことと思われます。
この研修会では、そのようなケースで即座に役立つ見立ての枠組みと、対応の技術を提供します。講義だけでなく講師によるデモンストレーション、ロールプレイ実習もふんだんに取り入れる予定で、日本でこれほど詳
細に具体的対応を学ぶ機会は多くはありません。ぜひご参加下さい。
~~~~~~~~~~~~~~~~◇◆内・容・項・目◆◇ ~~~~~~~~~~~~~~
DVの本質/被害者の心理機制/被害者が安心感をもてる援助技法/ビデオを見てのグルー
プ討議/セルフケアの工夫/被害者の回復段階に応じた援助/電話相談・面接場面のロール
プレイ実習/リフレイミングの応用二次被害の防止/他
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪
♪
〔日 時〕 2019年8月17日(土)[pm1:30~9:00]+18日(日)[am9:30~pm4:30] 〓毎年、夏・冬月の土・日で開催します。〓
〔講 師〕 草柳 和之(大東文化大学非常勤講師/日本カウンセリング学会認定カウンセラー)
〔会 場〕 8/17=子供村4F研修室(JR池袋駅徒歩10分/東京メトロ副都心線雑司ヶ谷駅7分) :豊島区雑司ケ谷3-12-9
8/18=大東文化会館:板橋区徳丸2-4-21(東武東上線東武練馬駅1分)、ほか
【講師紹介】 ●草柳 和之 ========================
メンタルサービスセンター代表・カウンセラー.大東文化大学非常勤講師.DV被害者支援に携わると同時に,日本で初めてDV加害者更生プログラムの体系的実践に着手,その方法論の整備,専門家研修の提供等により,この分野をリードしてきた. 日本カウンセリング学会東京支部会・運営委員.
著書に『ドメスティック・バイオレンス』(岩波書店),『DV加害男性への心理臨臨床の試み-脱暴力プログラムの新展開』(新水社)他,多数.
家庭裁判所・国の研究機関・自治体・弁護士会・大学・学会等から,幅広く講演や研修会の依頼を受けており, その優れた研修指導は多くの人々から支持されている.
日本カウンセリング学会認定カウンセラー. NLPマスター・プラクティショナー.
長年のDV問題の先駆的・模範的取り組みが評価され、社会貢献支援財団より、平成27年度社会貢献者表彰を受賞した。
【DV被害者対応スキルアップ研修会・参加者感想】
●弁護士 ♂
「私が全て悪いんです」「夫のもとに帰らなければならないんです」と言う被害者に自分の考えを押しつけるのではなく、被害者が自分から変われるよう援助することの大切さを学びました。カウンセリングの技法が中心でしたが、法律相談の場面でも生きてくるヒントをいくつも頂きました。
●元被害者・カウンセリング学習者 ♀
研修会では、被害者への具体的な言葉の使い方や介入の仕方を学び、数多くのロールプレイも実践につなげられると思いました。私自身がDVの被害経験者であり、暴力の構造のところで、それを再確認することで、被害者へのより良いケアについて考えさせられる充実した研修会でした。
●一般病院・ソーシャルワーカー ♀
研修会に参加して、今まで当然と思い込んでいたこと、そして、そのことに何かしっくりこないと感じていたことに、新たな視点で気づくことができました。研修の内容も、参加者が技術を身につけられるような体験型になっており、1回の研修で、学んだ技術を自分のものにすることは難しいですが、得られたものは大きかったと
思います。
●精神科クリニック勤務・精神科医 ♂
以前から、DV被害者の理解を深め適切な治療を導入するのは、重要な課題と考えていました。孤高の心理臨床家とも思える講師が提供する本研修会では、DV問題を考える基本概念の説明から様々な技法を駆使したロールプレイの実体験まで密度濃く学習できました。これら の対処法を自分のものにするには研修時間をもっとほしいくらいで、研修はあくまで出発点に過ぎず、試行錯誤を繰返してDVの診療を展開していきたいと考えています。
|